色は「感じるもの」

色は「感じるもの」


こう聞いて、みなさんピンときますか??
かつての私は全然ピンと来ませんでした。




え?色はただの色でしょ?赤は赤でしょ??



ってな感じで、めちゃくちゃ左脳優位な人だったので😅




色は「感じるもの」って一体どういうことでしょう??




これはやっぱり色を使うと分かりやすいです。
昨年のビジネスコンテストでも使った問いかけ・・・


みなさん、 赤ってどんなイメージですか? 

少し考えてみてください😊
どんな言葉が浮かんできますか?
赤を見るとどんな感じがしますか??


かっこいい、元気、暑い、うるさい、派手、鮮やか、はっきり、目立つ、華やか、濃い、強い、新しい、ドキドキ、苦手、痛い、誇らしい、辛い、すっぱい、嬉しい、大好き


人によって様々な言葉が浮かんできたと思います。



そして、同じ人でも今の心の状態、光の加減、直近でどんなことが起きたかなどで、浮かんでくる言葉、感じることは変わってきます。

そう、色のイメージ、色から引き出される言葉や感情は固定されていません。

色は【今のわたし】が【感じるもの】なんです。

人によって、そして、その時々によって『色の感じ方は違う』ということを知ることは、


自分の心の状態を知ったり【メンタルヘルスケア


人と自分との違いを認めあったり【多様性・相互理解


違いを活かしあったり【チームビルディング】に役立ちます。



***

一人ひとり違うのが当たり前なのに『普通』であることに必死になりすぎて、私たちは【人と違う】ことを恐れるようになりました。



恐れるあまり、違いは排除するものとして取り扱われるようになりました。



その結果、【自分らしく】働くこと・【自分らしく】生きることの意味を深く考えないようになりました。

みんなと【違うもの】は仕切られ、区別されて社会の片隅に追いやられたり、ないものとして扱われたりするようになりました。



この二つが、今、日本が抱える多くの課題の根本にあるもののような気がします。



みんなと同じなら安心ですか?



安心しますよね。



でも、本当はその表面的な安心の背後に、なんとかして【みんなと同じ】でいなければ!という大きな大きな不安が潜んでいます。



自分自身やこども・マイノリティの人たちを追い込んで、結局、みんなが息苦しい状態に陥ってはいないでしょうか?



人との違いを受け入れて新しい価値観を手にする時代がやってきました。
自分らしさ・その人らしさを飾り言葉ではなく体感し、みんながお互いに大切にする時代がやってきました。

世界中の人が『じぶん色』に輝き合う色どり豊かな未来を創造する




これは今年4月に新たに掲げられた日本こども色彩協会の理念です。



そして、この理念に集い活動している私たち講師の使命は

  • どんな子もどんな人も個性を活かし合える社会を創る
  • 誇りをもってじぶんらしく働ける優しい社会を創る
  • すべての人が生きる喜びに溢れた社会を創る


この3つです。



目の前のお一人お一人に、そしてそこから社会に向けて、色は「感じるもの」であり、違うことが当たり前であることや、『わたし』が感じたことに正解も不正解もないことをお伝えしながら、


自分を認めて、人との違いを楽しみ、活かし合おうと考えられる社会を、色彩知育®に出会ってくださったみなさんと一緒に創っていきたいと思っています。



まずは私は、福祉の分野に届けていきます。

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