色彩知育®がなぜ福祉にフィットする?

こんにちは。
色彩知育教室Lino Mahaloです。


わたしは色彩知育®を福祉の分野に広めたいと思っています。
それは自分が長い間福祉の現場にいて、特に精神科病棟で長期入院されている方にたくさん出会ってきた中で、これが大事!!と思ってきたことに効果があると感じているからです。

その一つが、『自己決定』の機会を作れること。

発病して、それまでいたコミュニティから切り離されて、できないことが増えたり、チャレンジする機会すら得られなかったり。重い精神疾患と付き合っていくことを余儀なくされると、さまざまなことを『喪失』していきます。それはとても辛く苦しいことです。そんな苦しさが続くと、人は当たり前に意欲も自信も失っていきます。

選ぶ機会も、選ぶ意欲も減っていき、選んで良いのかさえも分からなくなる。

『自分で選ぶ』ことは『自分で決めること』です。
例えどんな小さなことであっても、そこには必ず意欲が生まれます。心が動いています。

そこに大きな意味があると感じています。
失われた機会と意欲を取り戻す。
主体的に生きることを再獲得していく。

色彩知育®は『色』という、誰にとっても身近にあるものを使います。
誰でも簡単に選ぶことができ、そして表現すること・伝えることにもつながる『色』


赤ちゃんでも色を選ぶことができます。
自分が今どうしたら良いかが判断に自信がない方も、その色選びが正解も不正解もなく『安全だ』ということが体感できれば次第に『選ぶ』ことへの不安は小さくなっていきます。


そして、何らかの障がいで発語がなくて身体が自由に動かない方であっても、小さな小さな反応を見せてくれたり、そこに『言葉がけ』を組み合わせることで『伝えたい!』と『理解したい!』が合わさり、必ず何かを生み出します。
その場で今すぐではなくても、その子・その方の中に一滴一滴注がれていったものが甕から溢れ出る瞬間が必ずやってきます。

福祉の仕事は『その子・その人らしく生きることを支える』仕事。
どんな分野の、どんな職種であってもそこは共通だと思います。

『その子・その人らしさ』を引き出し、『生きる意欲』を育て・再獲得していくのに、『色』と『言葉がけ』による『自己決定・自己選択』は誰にとっても簡単で、どんな子にも・どんな人にも寄り添うことができる。
それが私が考える『色彩知育®が福祉の現場にフィットする』理由です。

ぜひ、一度色彩知育®に触れてみませんか?

福祉事業所様向けのご説明・体験会を実施しています。お気軽にお問い合わせください。

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